この間久しぶりに地元埼玉に帰ると、地元の寂れた駅に見慣れない傘立てが置いてあるではありませんか。 今年6月に開始した、傘のシェアリングサービス「アイカサ」のようです。 実は前から気になっていたサービスだったのですが、すっかり忘却していました。 当時情報を手に入れた時はJR東日本系からの資金調達という情報だったので、私鉄である西武新宿線(それもなかなかの寂れた駅)に置かれていると思わなかったので、かなりびっくりしました。というか西武新宿線の沿線はめっちゃいい感じにアイカサスポットがあります。 https://jp.techcrunch.com/2019/06/12/i-kasa-pre-series-a/

どうやら日本では年間約8000万本のビニール傘が消費されているようです。 ビニール傘のニーズって「傘を持ち歩くのが面倒だから降ってきたらコンビニで買う」とか「予報が外れて傘を持っていなから買う」というケースがほとんどだと思うんですよね。緊急的対応に迫られて購入するのであって、あまりずっと使っていこうという気持ちでビニール傘を買う人って少ないと思います。 なので、ストックがどんどん家の玄関スペースを侵食していき、邪魔になってしまいまだ新品同様なのに止む終えず処分するというパターンも。。。 ところで、ビニール傘って、8000万本の消費に対して、一体どれだけ廃棄されているのでしょうか? どうやら少し調べると年間処分されているビニール傘は30万本という情報も。。。(ビニール傘だけという訳ではないのでしょうけど) 計算方法の詳細はわかりませんが、消費本数と全く釣り合っていませんね。笑 https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/06/0610.html この無残にも廃棄されてしまう傘たちの中でも、前述の緊急対応的に購入された傘を除くことができれば、かなり資源のロスを減らせるのではないでしょうか?

この問題を解決するのが傘のシェアリングサービス「アイカサ」というわけです。 読んで字のごとくではありますが、カーシェアとかサイクルシェアの傘版という訳ですね。 2018年12月にサービスがローンチしています。 使い方はこんな感じ。操作はスマホから行います。 【アイカサの使い方(スポットを確認する)】 1. 公式HPのトップページにある「友達追加」ボタンをクリック 2. 「アイカサ〜傘シェア〜」の公式アカウントが出てくるので友達追加します 3. 自動返信で送られてくる内容に「スポットを確認」という項目があるのでクリック 4. 位置情報の利用を許可すると設置場所が確認できます。 【アイカサの使い方(実際に利用する)】 〜傘を借りる〜 1. スポットに行き傘についているQRコードを読み取る (この時点では傘に暗証番号でロックがかかっており、傘を開くことができません) 2. 決済設定・登録を行う(LINEに友達追加していなければしておく) 3. 「傘を借りる」をタップ 4. QRで読み取った傘の暗証番号が表示されるので傘の暗証番号を調節する 5. 暗証番号を調節すると傘を開くことができる ~傘を返す~ 1. スポットに行く 2. スポットにある返却用QRコードを読み込む 3. 傘をたたんで返却 決済は今の所クレジットとLINEpayのみのようです。

Q&Aはもちろん公式サイトにあるのですが、よくありそうなものをピックアップしてみました! ●傘を壊してしまったら? お問い合わせアカウントに連絡して返却すればお咎めなし。 ●傘を紛失してしまったら? こちらは「買取」という概念になるようです。1本864円。 ●家に傘を持って行ってしまったらどうするの? こちらも「買取」扱い。 ●本当に返す場所はどこでもOK?県をまたいでも? 本当にどこでもOK!まるで一度入会すれば世界中どこでも使えるエニタイムのよう。

駅→会社、会社→駅などでアイカサを利用すれば電車内でかさばらずにかなり便利ですよね。 駅以外にも様々んとこにスポットがあるようですので、雨に日にビニール傘を買おうと思ったときはぜひ一度思いとどまり、アイカサスポットを探してみてくだい!