リーマン・ショック後の09年、トヨタ自動車やホンダはコスト的には負担の重いハイブリッド車(HV)を拡販し、企業ブランドを高めるとともに環境車の普及につなげた。一方、燃費の悪い大型車重視から抜けきれない米ビッグ3は苦戦。かねて不振だったゼネラル・モーターズ(GM)は経営破綻した。

日本でサステナビリティーの考えは一層強まりそうだ。ローランド・ベルガー日本法人の福田稔パートナーは消費スタイルの変化について「昭和・平成はモノを充足させる目的だった。現在は個々人が意味や価値を見いだした時に初めて消費をする」と指摘する。福田氏が「コンテクスト(背景や心理)消費」と呼ぶスタイルはサステナビリティーの考え方にも通じる。

この辺りは次の時代の戦略のヒントですね。

人口が間違いなく減り続ける日本において、疑似的な人口増であるインバウンド消費に頼るのではなく、いかに循環型経済を意識するかが重要ですね。

経済をインバウンドに頼っていては、圧倒的人口を抱える中国から喉元に匕首を付けられているようなものですからね。

レアアースの二の舞は御免です。