ヘチマは名前こそよく聞きますが、あまり馴染みがありませんよね。
しかし、ヘチマは大変なエコアイテムだということをご存じでしょうか。
中でもヘチマがたわしとして利用できるというのは有名です。
ヘチマたわしの作り方をご紹介します。
知っている?ヘチマはたわしになる!
ヘチマはインド原産のウリ科の植物で、漢字では糸瓜と書きます。
見た目はキュウリを太らせたような感じで、支柱にバネのような巻きひげが絡みつくことが特徴です。
ヘチマは夏にグリーンカーテンとして利用されますが、南九州や沖縄などは食用としても利用されます。
また、役に立たないことの例えとして「ヘチマの皮」と表現しますが、実は大変便利な植物です。
なぜなら、たわしを代表としてさまざまな使い方があるからです。
たわしについては、ヘチマの繊維が複雑に絡まり、その一本一本が先細りしているため、とても効果的です。
また、乾いた状態では硬いたわしですが、水につけると繊維が水を吸収して柔らかくなることから、体を洗うことにも適しています。
それでは、ヘチマたわしはどのように作るのでしょうか。
水に浸けてヘチマたわしを作る
有名なヘチマたわしの作り方は、二通りあります。
まずは水につけて作る方法をご紹介します。
・水にヘチマを沈める
タライやバケツを用意し、ヘチマを沈められるくらい水を張りましょう。
沈める前にヘチマの両端に穴をあけると、水が浸透しやすくなります。
ヘチマは水の中で浮いてしまうので、石を重りにして沈めます。
・ヘチマが腐るまで放置する
水につけておくとヘチマが腐ります。
臭いが気になったら、途中で水を取り換えましょう。
手に臭いがつかないように、ゴム手袋をしてヘチマを取り出したら、種や実を取り出して繊維だけにします。
・ヘチマを乾燥させる
しっかりと腐敗部分を洗ったら、風通しのいい日陰で乾燥させます。
直射日光に当ててしまうと、黄色くなってしまうので、日陰に置きましょう。
鍋で煮てヘチマわたしを作る
鍋で煮ることでヘチマたわしを作れます。
こちらはやや手間はかかりますが、臭いに悩まされることもない方法です。
・ヘチマを鍋に入るサイズにカット
まずはヘチマを包丁で切っていきます。
サイズは特に関係ないので、鍋に入る大きさや、用途によって使いやすい大きさにしましょう。
・鍋でヘチマを煮る
鍋で水を沸騰させ、そこに切ったヘチマを投入。
茹でているとヘチマが浮いてきますが、箸で沈めるか、落し蓋をして裏返しながら、30分ほど煮ましょう。
その後、鍋からヘチマを取り出し、皮をむきます。
・皮をむいて種を取り出す
最後に皮をむきますが、その前に水を漬けるとスムーズです。
次にヘチマを振ると中にある種を取り出せます。振っても出てこない種もありますので、箸を使って取り出しましょう。
あとは乾燥させれば完成です。
ヘチマは他にも役立つ!
ヘチマはたわしの他にも使い道があります。
ヘチマ水にはサポニン、ペクチン、タンパク質、糖分が含まれることから保湿効果が見込め、化粧水としても使われます。
薬として使われることや夏の日差しを遮るグリーンカーテン、夏休みの自由研究の教材など。
ヘチマ以外にも、瓢箪を容器に使う、竹をほうきに使うなど、道具として利用できる植物は多々あります。
植物を道具として使えば、寿命がきて処分するときも環境に負担をかけません。
もし、このような環境に負担をかけないアイディアがあれば、ぜひたくさんの人に共有してくださいね。
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