ここ数年は地球温暖化の影響を実感することが増えたように思えます。このままでは、どんどん地球が暑くなってしまうのでは…と心配してしまうところですが、2030年にはミニ氷河期がやってくると言われていることをご存じでしょうか。
2030年にやってくるミニ氷河期とは、何が原因で起こるのでしょうか。
2030年にミニ氷河期がやってくる?
地球温暖化は、自然環境や私たちの生活に影響を及ぼし、動植物の絶滅や海面上昇による居住区の消滅などが起こると考えられています。そのため、私たちは地球温暖化を回避するために、日々の生活を意識しなければなりません。しかし、2030年は暑くなるどころか、ミニ氷河期がやってくると噂になっています。
ミニ氷河期の到来は、イギリスのノーザンブリア大学、バレンティーナ・ザーコバ教授が発表しました。温暖化だと言われている昨今に、本当に氷河期がくるのか、と疑問に思う人も多いでしょう。ただ、ザーコバ教授はミニ氷河期がやってくるだろうという予想は「97%の確率で正確だ」と発言しています。
地球温暖化が進むと言われる時代に、なぜミニ氷河期がやってくると予測されるのでしょうか。
ミニ氷河期の原因は?2030年に何がある
ザーコバ教授は、2030年にミニ氷河期が到来する原因も説明しています。
それは「太陽活動の減少」が影響しているということです。太陽の表面には黒点という黒い斑点が存在しますが、これは常に太陽の同じ位置で確認できるわけではありません。9.5年~12年の周期で増減を繰り返し、黒点の活動が全く見られない時期もあります。
その黒点が活動しない時期を「マウンダー極小期」と言います。そして、2030年にはマウンダー極小期がやってきて、太陽の活動が現在の60%まで減少すると考えられています。過去にマウンダー極小期がやってきた時期は非常に寒かったということもあり、2030年にはミニ氷河期がやってくるだろうと言われているのです。
ミニ氷河期は過去にもあった?
ミニ氷河期がやってくると聞くと、人類の存続に関わる事態になるのでは、と想像してしまいます。大昔、地球を支配していたと言われる恐竜も、氷河期が原因で滅びたと言われています。映画でも氷河期によって人々がパニックになるシーンを見た人も少なくないでしょう。
しかし、実のところミニ氷河期は江戸時代にも到来しています。1645年~1715年にマウンダー極小期がやってきて、とても寒い時期だったと考えられているのです。その時期の江戸は、寒さによる飢饉があり、農村で一揆が起こるほどでした。
もちろん、その当時にエアコンやストーブはありません。人々は寒さに悩まされながらも、たくさんのアイディアを活かしてミニ氷河期を乗り切ったと考えられます。2030年、ミニ氷河期がやってくるとしたら、私たちも寒さに負けないアイディアを用意しておきたいところですね。
地球の未来はどっち?ミニ氷河期と温暖化
未来は温暖化とミニ氷河期のどちらなのでしょうか。もし、ミニ氷河期がやってくるのだとしたら温暖化を意識する必要はないかもしれない、と思ってしまいますよね。しかし、現在は温暖化による気温上昇や異常気象が確かに起こっています。さらに、温暖化と寒冷化は関係しているという意見もあり、環境に負担をかけないよう意識すべきということは変わらないと言えるでしょう。
そのため、今のうちから温暖化や寒冷化に対応するアイディアを蓄積したいところです。エコアイディアを思いついたら、ぜひ「えことぴ」で共有してみてくださいね。
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